au Starlink Direct(その2)

category: experiment
tags: starlink

はじめに

普段使いのスマートフォンと低軌道衛星とで直接通信できるサービスが、2025年4月に日本で始まりました。KDDIに続き、アメリカのT-Mobileも、2025年8月よりStarlink衛星と直接通信できるサービスを開始しました。日本では、NTTドコモソフトバンクが、KDDIと同様のStarlink Direct to Cellによるサービスを計画しています。楽天モバイルは、AST SpaceMobleによるサービスを計画しています。陸上の携帯電話網を保管する衛星通信サービスが急速に普及していると感じています。

私は6月初旬にKDDIのスターリンク接続サービスを契約して利用しています。しかしながら、陸上のLTE(Long Term Evolution)電波が生活圏のほとんどに届き、私の行動範囲ではなかなかスターリンク接続の出番がありません。LTE電波のカバーエリア内では、スターリンク接続にならないからです。何とかスターリンク接続を利用してみたいと思い、エリアマップをもとに移動実験してみました。

エリアマップでスターリンク直接通信エリアを確認(失敗)

公開されているスターリンク・エリアマップを確認して、職場そばにそのサービスエリアを見つけました。広島の魚切(うおきり)ダムです。ここは、このオレンジ色の区域内にあり、LTE電波が届かないことになっています。

au Starlink Direct Service Areas in Hiroshima

現地に行ってみると、そこは確かに山奥で、LTE電波が届かなそうです。

au Starlink Direct Challenge in Hiroshima

しかしながら、実際にはLTE電波が届いていて、スターリンク接続にはなりませんでした。周囲を歩き回っても、しばらく待ってみても、LTE接続が維持されていました。

au Starlink Direct Challenge in Hiroshima

残念ですが、場所を変えて、再チャレンジします。

専用プラン・プラスへのアップデート

私は、eSIMにて、「au Starlink Direct専用プラン」を利用していて、利用料免除期間の終了が近づきました。もう少し使ってみたくて契約継続を決意し、ついでに新しい「au Starlink Direct専用プラン+(プラス)」に移行しようと調べていたところ、契約変更時にさらに3ヶ月の月額利用料免除があることを知りました。実際には移行月が新旧プラン間で重複するので、1ヶ月だけ少なくなりますが、とてもありがたいです。

早速、専用アプリからプランアップデートとeSIM変更手続きをします。手続きの際にはWi-FiをオフにしてKDDI携帯電話回線を利用しないと、途中で次のようなエラー画面が出ますので、注意が必要です。

Upgrade to au Starlink Direct Plus

手続き中に表示され、のちに必要になる「移行番号」は、コピーペーストできないようです。移行番号を電話番号や暗証番号とともに、紙にメモをする必要があります。

Upgrade to au Starlink Direct Plus

その後、電源を入れ直すように指示がありました。電源を入れ直したら、携帯電話網に接続できなくなり、プロファイルがダウンロードできなくなるような気がして不安でしたが、思い切ってスマートフォンの電源を入れ直しました。

Upgrade to au Starlink Direct Plus

実際には、Wi-Fi接続のアプリ経由で、プロファイルをダウンロードできました。ピクト(電波強度グラフ)に感嘆符がありますが、これは携帯電話網に接続できていないことを表しています。

Upgrade to au Starlink Direct Plus

その後、スマーフォンの設定画面には、同じ電話番号の2つのeSIMが現れ、共にオンになっていました。矢印マークをクリックして新旧eSIMを確認し、古いeSIMをオフにします。

Upgrade to au Starlink Direct Plus

これで新しいプランに移行できました。ローミング設定がオンであることを確認します。

おわりに 

陸上のLTEや5Gのカバーエリアが拡がり、より多くの場所で高速通信ができるようになった一方、そのためにスターリンク衛星接続の出番が少ないようです。新しいプランではメッセージだけでなく、衛星対応アプリを用いた通信も可能です。これらのアプリをインストールして、さらに衛星接続を試してみようと思います。


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