Allystar HD9310ファームウェアのアップデート
Allystar社HD9310オプションCは、みちびきL6信号を受信できるチップです。このチップを搭載した信号受信モジュールTAU1303を販売しているDataGNSS社が、新しいファームウェアを公開していましたので、適用してみました。
このHD9310C.L6 D/E1
をクリックすると、L6.zip
がダウンロードされます。この中には、L6D(CLAS)用ファームウェアHD9310C.QZSS.L6D.20191218.cyfm
と、L6E(MADOCA)用ファームウェアHD9310C.QZSS.L6E.20191227.cyfm
がありました。今回もCLAS用ファームウェアを適用しました。
HD9310用ソフトウェアSatrack.exeの上部の下矢印のボタンをクリックすると、ファームウェア更新のポップアップウィンドウが現れます。ファームウェアのファイルを指定すると、直ちにアップデートが始まり、10秒程度で完了しました。
更新後、ソフトウェアバージョンは3.018.bcc6590
、ハードウェアバージョンはHD9310.8248bae24
になりました。Satrack.exeのView
、AS Messages
の順にクリックした後、MON
の中のVER (software version/hardware version)
にて確認できます。
みちびきホームページの2020年6月19日のお知らせに「センチメータ級測位補強サービス:IS-QZSS-L6-002対応の補強情報の試験配信について」が掲載されていました。2020年7月1日に、みちびき3号機から、サブタイプ12のCLAS新信号が放送されるとのことです。Allystar HD9310の実験は、その後、止まっていました。サブタイプ12放送開始にむけて、再開したいです。
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