BeiDou(北斗)B2b信号のライブストリーム

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はじめに

中国の測位衛星BeiDou(北斗)は、B2b信号にて、新しい航法メッセージB-CNAV3や、測位精度を高める補強信号PPP-B2bメッセージを放送しています。

現在、市販されている受信機にこのB2b信号を利用するものはないようです。一方、Pocket SDRや、Septentrio mosaic-go X5受信機は、このB2b信号を受信できます。

このB2b信号活用を考えるため、私のmosaic-go X5受信機から出力されるB2b信号生データのライブストリームを公開します。

B2b信号ライブストリーム

本来は職場のGNSS観測局にこの受信機を設置したいのですが、現状では、アンテナや電源などの設備に余裕がないために、自宅にてデータ収録して、公開サーバに情報を転送しています。不安定かもしれませんが、このような事情なので、ご理解願います。

情報はNTRIP(エヌトリップ、Networked Transport of RTCM via Internet Protocol)にて配信します。アドレス、ポート、マウントポイントは次のとおりです。

アドレスポートマウントポイント形式
ntrip.phys.info.hiroshima-cu.ac.jp80B2BSeptentrio RawB2b

QZS L6 ToolでのB2b信号観測

QZS L6 Toolseptread.pyと、RTKLIBstr2strを用いると、この信号の生データを表示できます。

str2str -in ntrip://ntrip.phys.info.hiroshima-cu.ac.jp:80/B2B 2> /dev/null | septread.py

B2b信号の復号については、現在、挑戦しているところです


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