次世代不揮発性メモリFeRAMの体験
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電源供給がなくても内容を保持でき、書き換え可能回数が多い強誘電体メモリ(FeRAMまたはFRAMと呼ばれています)を試してみました。構造や動作原理はWikipediaを、歴史や動向は福田昭のセミコン業界最前線 次世代大容量メモリからこぼれ落ちた、強誘電体メモリの過去と現在をご覧ください。高速大容量で、フラッシュメモリよりも書き換え回数が圧倒的に多いことが特長ですが、製造上の問題から大容量化が困難でした。FeRAMは、ICカードFericaに採用されるなど、少しづつ、活用の場が広がっているようです。
利用したのはSPI接続のFeRAMでCypress社のFM25W256(32キロバイト)です。スイッチサイエンス社の記事を参考にしました。ただし、このソースコード中の char s[30]; の30では小さすぎますので100くらいにします(sprintf文のダブルクォート内で作られる文字数が30以上ですので)。
Arduino用のライブラリも試してみました。ワード単位での読み書きするサンプルです。