電子情報通信学会無線通信システム研究会・衛星通信研究会8月研究会(長野県長野市)
電子情報通信学会無線通信システム研究会(通称RCS研)と衛星通信研究会(通称SAT研)の併催8月研究会が、8月31日と9月1日に、長野県長野市にて開催されました。
広島から名古屋までは新幹線を、名古屋から長野までは特急「しなの」を利用しました。名古屋と長野との間には多くのカーブがあります。高速移動と乗りごごちを両立するため、特急「しなの」には、車体を内側に傾けて遠心力を軽減する、振子式という車体傾斜機構を備えているそうです。この機構は、制御付振子や自己操舵機構からなる、すごいものなのです。
長野駅に近づいたとき、日本三大車窓のひとつ「姨捨(おばすて)」が進行方向に向かって右側にありますとの車内アナウンスがありました。千曲川(ちくまがわ)と、長野盆地、そして街並みのある美しい景色です。車内では、右側の窓側に座っていて、ラッキーでした。
JRは、2023年7月20日に、次世代振子制御技術を備える新型車両をこの路線に導入することを発表しました。今回、現行の特急「しなの」に乗ることができて、よかったです。
研究会会場は、13階建てのJA長野県ビルです。ここは、長野駅から近くて、コンビニや食堂もありました。
研究会会場は、12回の会議室です。この窓からの景色も素晴らしいものでした。
研究会は、2パラレルセッション(一部はシングルセッション)でして、大盛況でした。衛星IoT(internet of things)、無線通信の基礎理論解析、ドローンやHAPS(high altitude platform station)を活用した通信方法、衛星通信技術と標準化動向、次世代無線通信技術、など、興味深いテーマを一度に聴くことができました。
私の研究発表タイトルは「準天頂衛星みちびきが放送する電波の受信」です。みちびきが放送するチャレンジングな信号を、実際に受信して、解析してきたことを発表しました。
懇親会は、会場近くのピザバーで開催されました。多くの人とお話しできて、楽しかったです。懇談しやすい立食形式でありながらも、周囲には椅子も多数ありゆっくり話すこともでき、食事も美味しかったです。
長野には、研究会前日に到着しました。長野の食事は、そばや、おやきが有名です。到着早々に、美味しいそばを食べることができて、幸せな気分になりました。
また、善光寺にもお参りしてきました。病気を治す力があると言われている「びんずる像」をタッチし、本堂内を見学してきました。ここには、長野駅から、徒歩で行くことができます。途中の街並みも美しくて、楽しいです。
地図を見ると、善光寺の先に城山公園と長野県立美術館があり、その先には城山動物園と少年科学センターがありました。徒歩圏内なので、城山動物園を目指しました。
城山動物園への入場は、なんと無料です。動物園に入ってすぐのところにアシカがいて、おどろきました。
メリーゴーランドもありましたが、こちらには誰もいませんでした。
案内図によると、この城山動物園は50年の歴史があるそうです。この案内図には、ここにやってきた動物や、ここで亡くなった動物の名前も記されていました。
その奥には、訪れてみたかった少年科学センターもありましたが、工事中でした。さらに奥にゆくと、フラミンゴがたくさんいました。
この城山動物園には、ペンギン、猿、リスもいるのです。
近くにある、長野地方気象台にも行きました。
その後、善光寺まで戻り、そのすぐそばにある、門前商家ちょっ蔵おいらい館に立ち寄りました。ここは、かつての商人の家であり、登録有形文化財で、入場無料です。
この通りには商店街もあり、そこには昔ながらの映画館もありました。
宿泊したホテルの朝食は、長野の名産品である、そば、おやき、とろろ、たまご、乳製品があり、幸せな気分で研究会に参加してきました。