FPGAボードArty Z7でのpython画像処理体験
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概要
IntelのFPGAボードZynq用に開発されているソフトウェアpynqを用いると、Webブラウザ上で動作するpython (Jupyter Notebook) からブラウザ上のpythonから容易にFPGAでの画像処理を試すことができます。ZynqやArty Z7は、本来、FPGA用の開発ツールであるVivadoやSDSoCを使って開発します。ここではZynqの代わりに、入手の容易なDigilent社のArty Z7を使ってFPGA画像処理を試してみます。Zynqに比べてArty Z7は、内蔵マイクがなく、電源スイッチがないという違いがあります。
準備
- Arty Z7、8GB以上の容量のあるmiscroSDカード、イーサネット接続(DHCPでアドレス割当ができること)、micro USB電源(動作中の電流は600-800 mA程度でした)、USBカメラ(可能ならば)を準備します。基板中央にあるZynqは相当、熱くなりますので、放熱板や放熱シートを取り付けた方が良いです。
- pynqのページからイメージファイルをダウンロードして、そのmicroSDカードに書き込みます。
- microSDカード、イーサネットケーブル、USBカメラを接続した上で、電源を接続します。
- ブラウザで「http://IPアドレス:9090」にアクセスします。初期パスワードは xilinx です。sshも動作して、ユーザ名、初期パスワードともに xilinx でアクセスできます。
- チュートリアルにある画像処理、FPGAへの転送、などを試します。