電子情報通信学会ソサイエティ大会(日本工業大学埼玉キャンパス)
電子情報通信学会では、年に2回、大会を開催しています。2024年秋の大会は、9月10日から13日まで、日本工業大学埼玉キャンパスで開催されました。
キャンパスは、広々としていて、新しい校舎が立ち並んでいました。
一般セッションが開催される教室も、とても綺麗で、快適でした。
特集セッションが開催される大教室も快適でした。
私もスマート無線セッションにて、「測位衛星BeiDouが放送するPPP-B2b信号の時刻と軌道の補強,」と題した発表を行いました。
キャンパスの芝生には、GPS草刈りロボットが走り回っていました。この芝生の草刈りを終えたら、自動で次の場所の草刈りを行ったり、充電ステーションに戻るそうです。
大学正門を入ってすぐのところに、工業技術博物館があります。ここには、様々な工作機械が動体展示されていました。また、測量に用いる高精度プリズムも展示されていました。許可を取得すれば、写真撮影をしたり、自らのホームページに掲載できるそうですが、今回はしっかりを目に焼き付けてきました。
ここは自由に見学できますが、決まった時間にはガイドツアーがあります。学会は9時始まりで、私は8時半にこの工業技術博物館を見学しました。とても楽しかったので、学会で企画してくださったガイドツアーにも参加しました。ガイドツアーでは、実際に機械を動かしてくださり、とても楽しかったです。
工業技術博物館の隣には、かつて箱根の勾配を登り続けた「モハ1形-103号」電車が展示されていました。1919年に製造された木製車体を1950年に半剛性車体に改造した電車です。「モ」は電動車を、「ハ」は普通座席車を、「1」は車長20メートル以下の車両を表すそうです。釣り掛け式駆動装置で、箱根の急勾配を登り続けたそうです。このガイドツアーでは、ドアを開け閉めしてくださいました。
また、大学の中に蒸気機関車と、機関車が走行できる線路があります。1891年製造のもので、東北本線や中央本線で活躍したのち、1928年に西濃鉄道に移籍され、1976年には静態保存されていたそうです。その後、この蒸気機関車は、1992年に日本工業大学に寄贈され、1993年より動態保存!されるようになったそうです。学会期間の初日には、実際に火を焚いて走行していました。
また、機関車内部を見学することもできて、とても楽しかったです。
また、学会の企画で、国土交通省江戸川河川事務所の首都圏外郭放水路へのツアーがありました。私は、学会最終日午後の空き時間にこのツアーに参加しました。この地域では、大雨の時に、利根川、江戸川、荒川の水があふれ、皿のような地形にたまる被害が多かったそうです。そこで、このような被害を軽減するために、放水路と地下巨大水槽を整備したそうです。この防災施設は、稼働していないときには一般見学することができます。今回、学会がバスを手配してくださったおかげで、短い時間で見学することができました。
私は、学会会期の前日に移動し、大学までの道のりを確認しました。
その後、時間がありましたので、大学そばの東武動物公園にも行ってきました。この公園は、遊園地と動物園からなります。この動物園を代表する白ライオンにあってきました。
あざらしやペンギンもいて、楽しかったです。
今年の3月に、別料金で、ホタルを見ることのできる施設もできたそうですが、時間がなくてホタルは見ることができませんでした。