電子情報通信学会移動通信ワークショップ(東京大学本郷キャンパス)
電子情報通信学会の通信ソサイエティでは、毎年3月に移動通信ワークショップを開催しています。このワークショップは、移動無線通信に関連する複数研究会が開催する合同研究会です。以前は、移動通信関連研究機関の集まる横須賀リサーチパーク(神奈川県)で開催されていましたが、近年では関東周辺の大学で開催されることが多くなりました。今年の移動通信ワークショップは、東京大学本郷キャンパスで開催されました。
東京大学本郷キャンパスはとても広く、複数の最寄り鉄道駅や地下鉄駅がありますが、私は上野駅からここに向かいました。
上野駅には「かえる噴水」があり、桜とマッチしていました。
上野公園の先には不忍池(しのばずいけ)があり、さらにその先に東京大学があります。
このワークショップの開催場所は、工学部2号館でした。ここでは、私の参加するワークショップの他に、別の学会も開催されていました。この2号館入口は昔ながらの建物ですが、すぐ裏側に新しい建物があります。
表札は、昔ながらのものでした。
中に入ると、別の学会のポスターセッションが開催されていました。中は吹き抜けになっていて、広々としています。
実は、最初、私は建物内で迷ってしまい、なかなか会場にたどり着けませんでした。それくらい、東京大学は広いのです。ワークショップ会場である講義室は、きれいで快適でした。
教室の外には、昔の表札があり、「機械工学科」「航空学科」「造兵学科」と書かれていました。
せっかくなので、ワークショップ時間外にキャンパス内を散策しました。これは、東京大学を象徴する「赤門」です。
これは「安田講堂」です。ここも東京大学を象徴する建物です。
また、学内には、あの有名な「忠犬ハチ公」の像もありました。像の側には、農学部の博物館があり、犬のハチ公はがんで死んだことが示されていました。
また、学内にある東京大学博物館も訪ねました。
博物館には、鉱物や動物の剥製が展示されていました。
そして、多くの動物の骨が展示されていました。これらは学術研究に用いられているものです。
また、博物館の奥には、化石などの年代測定のための装置もありました。木などを燃やしたときに生じる炭素(原子番号12)には、同位体である炭素14も含みます。この装置は、500年間で炭素14の半分が炭素12になることを利用し、炭素14の質量を測定して対象物の年代を推定するものです。
この移動通信ワークショップでは、移動無線通信に関する最新の研究成果が報告されます。アカデミックな雰囲気の中で、最新の移動通信分野の研究動向を学んできました。